65歳以上の劇団、初の一泊旅行!

いつもありがとうございます(*´꒳`*)
岡田美香です。



9月20日、65歳以上の劇団 初めての旅行へ行ってきました。
今年新しくメンバーになってくれた丸山さんが企画してくださり、みんなで観光を楽しみました。
まずは、トキを見に行きました。

ここで産まれたトキは、一度佐渡へ渡り自然の中に放鳥されるのだそうです。
会館の方がトキについてお話ししてくれました。
平日でも人はたくさん来てましたよ。
トキだけでなく、昔懐かしい暮らしが展示されていて、皆さんじっくりゆっくり見て楽しみました

↑タイムスリップしたような気持ちにもなる場所でした。
お昼は美味しい釜飯屋さんへ。

お宿のご飯みたいにとっても豪華!
かなりお安くて、みんなとってもテンション上がりました。
場所は燕市内らしいです。
(丸山さんに着いて行ったので詳しい場所は分からず)




美味しくて豪華なお昼を食べた後は、歴史民俗博物館と動物愛護センターへ行きました。

賑やかな65歳以上の劇団、どこへ行っても賑やかな声が聞こえます。時には「お静かにお願いいたします」とか言われちゃうくらいw

みんなが楽しそうで、とても良い雰囲気だなと思う1日でした。


お宿へ着いて、みんなでお風呂入って背中を洗いっこしたり一緒に露天風呂に入ったり…

とっても楽しい!




こうして並んでるだけでも幸せに満ちた気分。
素敵だな〜って思うのです。
普段、お稽古だとあまりゆっくり一人一人の話を聞く時間がとれなかったけれど、夕飯でそれぞれの話をたくさん聞くことができて、またさらに一人一人が素敵な人だと大好きになりました。

その後、一応【合宿】でもあるので、9月30日に公演する作品の通しをしました。


今回、初めて観てるみんなが「面白かった!」と言える作品になりました。
今までは、簡単な言葉で言うと
亭主と女房二人の役者が
"突き抜けることがなかった"

頭で考えて、自分のことだけを考えて、
お客さんの心を動かすところまではいかなかったのです。

私は舞台において、役者や身内だけが気持ちのいい自己満足な舞台ほどつまらないものはないと思っていて。

自分がお芝居好きとかはもちろんあるけれど、お客さんに楽しんでほしいってのが大前提にあるから舞台に立っているし、舞台を創っています。
お客さんに楽しんでほしいから、丁寧に全力で一つでもいいものを創りたくて稽古をしています。
お客さんに届くって全然簡単なことじゃなくて、説明台詞を言えば伝わるもんでもない。装置で説明したからそのシーンが伝わるかって、お客さんの心には伝わらない。(その辺を勘違いしている人もすごく多いのだけれど)


私は65歳以上の劇団に関して言えば
小手先だけで芝居してもなんにも面白くない
って考えです。
お堅い職業だった人もいれば、世代として自分の好き勝手にできなかった時代の人達。
その人たちが、閉じていた羽を広げて思いっきり面白がる姿を見たいのです。

演劇の基礎はもちろん丁寧に「当たり前」になるまで練習するし、『気づいたら上手くなってた』ってところまで導くから、日常ではできないことをすごく面白がって思いっきりやってもらう。

役者が突き抜けることができた時、お客さんがやっと笑ってくれる。面白がってくれる。

この日の通しは、今までで一番の出来でした。

結構シビアな目線でダメ出しをする阿部さんが、「本当にここまで良いものを見せてくれて感動した!すっごく面白かった」と涙を流すほどでした。

演劇をやったことある人は結構な確率で
相手を批判します。これは、作品を良くするためのダメ出しとは少し違うのです。
その違いをわからない人が多いから、理解できないような批判を偉そうにするのだろうなと。

通しの後、今日はどうして上手くいったのかなど解説をしたのだけど、大女優の大井さんが
「あなたのアドバイスとタイミングがとってもいい!」と褒めてくださって、これがまた嬉しくて嬉しくて!
あまり人に認められない私だけど、大井さんはいつだって私のことを認めてくれて、私に勇気を与えてくれます。

今回の旅行では、私なりの演劇に対する考え方や思いを伝える機会もありました。それぞれが受け止めてくれたと思います。

大満足の舞台をみんなで創ることができて、宴は夜遅くまで続きました。

宴が終わった後も、夜遅くまで女子トークも続いたよ。

たっぷり時間をかけて話すことができて、前よりもっとみなさんのことが大好きになりました。

65歳以上の劇団、また一つ大きくなりました。

子ども達をおいて平日に旅行なんてと迷う私に、行きなさいと背中を押してくれたのは夫でした。
ありがとう、あなたのおかげでこんなに幸せな時間を過ごすことができました。

65歳以上の劇団
代表、岡田美香

女優であり演劇講師・演出家ちゃんみかの活動日記

幼い頃から役者になりたくて、二十歳の時に劇団トマト座へ所属しプロの役者として全国の子ども達に演劇を届けるお仕事をしていました。600ステージ以上の舞台経験と培ってきたノウハウをもとに、演劇教育を通じてコミュニケーションについて考え、表現することや「伝える・伝わる」ことの大事さを伝えます。

0コメント

  • 1000 / 1000